Pelikan Souveran M320 Ruby Red / ペリカン スーベレーン M320 ルビーレッド 購入記

2010年のペリカンは、限定品が予定通りに発売されないことでかなりの権威となってました。
いろんな人に聞いてみると、いつものことだとか、今回はちょっと酷いとか、いろんな意見はありましたが、総じてまあこんなもんなんじゃない??的な雰囲気。
厳格なイメージのドイツであっても、まあこんなもんなんですね。。
聞くところによると、ルビーレッドは各国の注文数を代理店から聞いてから大量生産に入ったとか。
で、意外に注文数が多くてここまで時間がかかってしまったんだ、ということらしいです。

この流れでとっても残念になってしまったのが、最初の材料がなくなってしまって、結構外観が変わってしまったこと。
私の場合、最初の写真を見て、「フォーコを超える好みの赤だーー」と思って予約したので、この仕様変更にはかなりトーンダウン・・・
一瞬、海外のお店から個人輸入しようかと思ったぐらいですから。
まあ、嫌いではないですが、どうしてもサラミっぽく感じてしまいます。
なんとなくですが、女性には今の仕様の方が好まれそうな気がします。

さてこんな荒波に揉まれたルビーレッドですが、手帳用に使おうと思っていたのでペン先はEFにしようと思ってました。
ペリカンのEFは何度か試筆したことがあったんですが、やっぱりペリカンは太字向きで、EFの書き味はあまり好きじゃありませんでした。
とはいえ手帳での実用を考えると、どうしてもEFじゃないとしっくり来ない状況だったんですよね。
(去年は手帳にクオバディスのビジネスプレステージを使っていた)
そこで思いついたのが、かの有名な森山スペシャルでのEF購入。
ちょうどペリカンのペン先が丸研ぎに変わってきたところだったのもあって、フルハルターでの購入に違和感がなくなってきたところでした。
何よりも森山スペシャルのEFはコンセプトがとっても好み。
EFが好きになれなかったのは、ペンポイントがちっちゃいからではないかと。
ペンポイントが小さいと、どうしてもカリカリした書き心地になってしまうような気がするんです。
そこでBBから削り出してEFにした森山スペシャルであれば、カリカリ度が低いんじゃないかと。
後、森山スペシャルは森山さんしか作れない訳で、既に結構なお年な訳で・・・(自粛)
(後継者は育てておられるのかしらん? お話させてもらった感じだと、そんなことはしてなさそう。。)

ということで、去年のダービー観戦がてら、フルハルターに初出陣。
いろいろ話をさせてもらって、注文して帰ってきました。
それから待つこと半年以上・・・。
森山さんから連絡があったのが今年の2月。
当初の発表から、まる1年遅れでやっとルビーレッドをゲット出来ました。

ルビーレッドにはハート型のケースがあるんですが、なんと別売り
最近のペリカンは箱にはお金をかけないですね。
で、お金をかけたらきっちり頂きます、と。。
万年筆好きの心理をよく分かってらっしゃる。
みんなあんまり箱に興味がなさそうですもん。
個人的には、限定品は箱も結構楽しいので、もうちょっとペリカンにはがんばってもらいたいです。
その気持もこめて、というわけではないですが、せっかくなので箱もお願いしました。

でも届いた箱を見てみると、、、
まあ男が持つ代物じゃないなとΣ(゚д゚lll)
これはさすがに女子モノですよ、女子モノ。
男はこれをせっせと買って、女子にプレゼントせよ!というペリカンさんの恋愛指南なんでしょうか・・・
んまあ箱は置いといて、大事なのは森山スペシャル。
ペン先を見てみると、高らかにBBの刻印が。
そしてペンポイントはEFとしては不自然なぐらいの大きさ。
おおー!!
すごいですね、このペンポイントの大きさでEFなんですから。

観察はほどほどに、注目の書き味チェック。
書き味を試すのにインクはとっても重要な要素ですが、手帳にはブルーブラック!という個人的なコダワリがあったので、入れたのはペリカンのブルーブラック。
かなりハードル高めの設定です。
やっぱ素人には比較対象がないとよーわからんということで、手持ちのEFペンといえばのアウロラのルナ。
いつまで経っても発売されないルビーレッドに代わって、仕事手帳用のメインペンとして既に大活躍中。
これにもペリカンBBを入れていたので、比較にはちょうどいい環境です。
ただしルナは1年使用モノ。
さてルビーレッドはルナくんを一瞬にして追いやるぐらいのパワーがあるのか??
うん、普通にいい書き味でした。。。
いや、全然いいんですよ、とってもいい書き味です。

でも森山スペシャルに期待しすぎたというか、勝手に幻想を抱いていたというか・・・。
まあ、私の書く角度に合わせて削られてたり、BBからEFにまで研いでペンポイントが大きかったり、そういう要素的なものだけを考えると、どうしてもありえないような書き心地を妄想してしまってました。
何事も使い込みが一番なのです、万年筆は。。

でも普通にいい書き心地で、使い込んでいきたいと思わせるペン先です。
熟成した時にはルナをあっさり超えるかも知れません。

私の場合、EFであれば、今はルナの書き心地の方が好みです。(これはルビーレッドの使い込み次第かも)
もしかしたら18金(ルナ)と14金(ルビーレッド)の差も書き心地に影響しているのかも知れません。

後、M300系のペンはやっぱり軸が細いですね。
このおかげで、手帳用に持ち運ぶにはかなり便利。
ただ、やっぱり長時間書き続けるのには向いてないと思います。
ちなみにルナは軸はM300系よりは全然太いので、小ささと書きやすさをうまく両立している感じ。
ただ手帳カバーなんかのペンホルダーに差すには太すぎます。
小さいですが、携帯性はあまりないかなという印象。
この辺りの違いも完全に用途と使い方と好み次第という感じですね。
いつもペンケースを持ち歩いてるならルナ(というかミニオプティマ)。
手帳は手帳だけですぐに書けるようにしておきたい、というならルビーレッド(というかM300)。
そんな感じでしょうか。

まあ手帳に万年筆をガシガシ使うぞ!って層がほとんどいない気がしますね。
そんな私も壊さないように恐る恐る使ってます。。

さて最後に某万年筆屋さんの話では、最近ペリカンのペン先の品質があまりよろしくないようで、ルビーレッドについてはメーカーに突き返したものもあるそうです。
2、3年前からなんとなく噂として語られて、通販要注意なんてことが言われてましたが、どうやら単なる噂でもなさそう。
きちんと検品した店ってのが重要な要素になるのかも知れないですね。
ちなみにM101Nトータスシェルブラウンでは劇的に改善されていたらしいので、この問題は既に解消済み(対応済)なのかも知れません。

M320_RubyRed_01.jpgM320_RubyRed_02.jpg

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